キッチンスプーン

『2016年2月』のアーカイブス
2016年2月28日 07:01

今日は月に一度の軽トラ市。

久万まち商店街で友人一家とお店をひらきます。

とびきり早起きをしてパンを焼きました。

夜明け前。

里山は、海の底のような青さです。

地粉の田舎パン・こきびのひねりパン・やわらか白パン

豆カレーのピロシキ・野菜のもりあわせパン・にんじんグラッセパン

黒もちきび粉のスコーン・地とうきび粉のスコーン

ひとくちごとに、むくっと元気が出るようなパンがいいなあ。

カテゴリ:お店について
2016年2月27日 15:31

2月の山の恵みは、ほんのぽっちり。

ゆりねがふたつ。ふきのとうがひとにぎり。豆はある。

雪のしたで眠っていた根菜もすこしなら。

そとは枯野。 山は眠っています。 

なにかおいしいものをひとしなでもいいから、という気持ちでこしらえます。

今日は玄米と野菜のグラタンができました。

その前は手打ちパスタのシチュウでした。

とおい土地でとれたものを手にいれようとすればできます。

でもそんなの

はるばると足を運んでくださったひとたちにうそをつくみたいで、できない。

いやはや。

あんまりこだわっちゃいけないんですって。 ほんとうは。

2016年2月24日 17:37

家族をなくす夢を見ました。 と、友人。

涙にぬれた目が、ほのあかい。

そんなことにならないように祈っていてください。

わたしはふかく息をして、彼女をまっすぐに見つめました。

いいえ。

わたしは祈りません。

あなたはまちがっている。

傷ついたうつくしい小鳥のようにふるえる彼女のこころ。

かんたんに手に入るなぐさめや愛の代用品みたいな同情、

そんなのわたしはすきじゃない。

2016年2月23日 18:00

高熱後に効くと思ったたべものは、こうです。

やわらかく炊いた玄米 大根おろし うめぼし 上勝晩茶 巽しょうゆ

手が出なかったのは、肉 魚 たまご 乳製品 甘いもの

これになんのこだわりもなく手がのびはじめたら、もういいんでしょうね。

高熱のときは、母のむきみかんだけがたよりでしたが

そんなときでも、本は読んでました。

おばかさんです。

夏目漱石 こころ    あっぱれ。  

わたしもわたしの心の動きに、これくらいたんたんとしていたい。

2016年2月21日 07:52

今日から2日間。

kitchen spoon の店主はふたりになります。

薪ストーブをたいて、ほかほかにこにこ。

出張BRIDGE

21日日曜日・22日月曜日

11:00~17:00 kitchen spoon にて

みなさんのお越しを山でお待ちしております。

カテゴリ:お知らせ
2016年2月21日 07:08

母は、変化にめっぽう弱く、怖がりで悲観屋です。

彼女の平和が強くなる手伝いがしたいと、けっこう本気で思っています。

金曜日。

わたしは久しぶりに高熱を出し、丸一日しんしんと寝込んでいました。

熱はぐんぐんあがります。

母は心配しすぎておなかを壊します。

病院に連れていく!と言ってきかない不安と恐怖でいっぱいの瞳。

しなくていいととめても、絶対にやめないちんぷんかんぷんな看病。

むきみかんをたのんだら、とてもていねいに作ってくれたのだけれど

息をのむほど台所がとっちらかっていて、たまげました。

私の意識はとぎれがちでしたが

不器用な母の今にも泣きだしそうな愛だけはきっちりと感じていました。

2016年2月18日 18:07

食堂というより、kitchen spoon村と呼びたくなる日があります。

朝。 開店前にはなしをしに来たのだけれど、というひと。

でもまあ語りつくすころにはおなかもすいてきます。

まかないをごちそうしましょう。

腕の中でねむっていた子どもが目を覚まします。

一緒にお昼をこしらえていると、山の友人がひとりまたひとり。

お鍋いっぱいの具だくさんな手打ちパスタを分け合います。

冬はこんな日がつづきます。

生き生きと、くつろいだ空気。

2016年2月17日 20:37

友人一家が暮らす、ふかい森。 外は吹雪いたり日がさしたり。

薪ストーブの前で、はじめましてのひとたちが肩をならべています。

やがてくったりとなじみはじめる、ひととひと。

そのうしろ姿をすこしはなれた台所から見ていました。

ちょっと笑いあって、だまって、ひとことふたこと。

話し声は、しずか。 

ことことこと。

まるごと野菜が、なべの中でスープになっていくのにそっくり。

雪の森のお昼ごはん

やわらかく煮た根菜と手打ちパスタのシチュウ

あつあつ地とうきび粉の平焼きパン

くだもの ベンガルティー

2016年2月17日 08:41

整体師の木村さんが山に来てくれました。

ふわりふわりとまとまったお話でしたが、

からだはすがっていける人をほんとうによく知っています。

ふだん、なんとか工夫して元気に暮らしている山の友人たち。

この日のようすは、ちょっとめずらしい感じでした。

どどどどどっ と一気にふきだした不調に誰もがとまどっているようで。

雪のゆらのの森で、半日。

あたたかく、こもって、ゆったりと。

ひろしさんがいれてくれたのコーヒーに舌鼓を打ちながら

力のもどった友人たちの瞳のひかりを、ひとつひとつながめていました。

ずーっとずーっと昔。

みんなでほらあなで暮らしてた頃、こんなふうだった。

2016年2月12日 16:47

ひとりで食事をしてはいけません。

がつがつ食べてはいけません。

そんなふうにきっちりしつけを受けてきたひとは

ひとりでテーブルにつくときも、ごく自然にふるまうことができるのでしょうか。

とおい異国からたったひとりでやってきた青年。

その食事風景があまりに洗練されていて、わたしはびっくりしました。

すこし話をきいてみると、彼のお家は貧しかったのだそうです。

なるほど。

2回打たれてしまった。

カテゴリ:お店について
2016年2月11日 16:54

カウンター越しに身をのりだしたそのひとは、長ぐつ姿の若い農夫。

がまんのならない理不尽なことがあったらしく。

とつとつと話をしたあと、ふはあっと息をつきました。

なんでこうくりかえすねやろ。

どう思う。

彼のまわりはいつも土の香りがします。 

あいまいなことをね。 ん。

あいまいなまま受け入れるっていうのは、どう。 んー。

かろかろとわく、釜の湯の音。

2016年2月10日 16:16

15年くらい前でしょうか。

神戸の灘で暮らしていたころ、週に1回料理教室のアシスタントに呼ばれていました。

正直につとめましたが、むいてないな、とも思っていました。

帰り道はいつも、すこしむなしい気持ちで阪急電車にゆられていたのを覚えています。

今はどうでしょうか。

1回1回がちょっとした総力戦みたいで、たのしいのです。

変わるものですね。

久万高原町婦人会のためのハーブ料理教室

・久万高原町産 ひめっこ地鶏と2月の恵み野菜のブランケット

・4種類のハーブサンドイッチ

 (自家製ツナとゆでたまご ハーブチーズペースト シンプルトマト ジャーマンポテト)

・真冬の里山グリーンサラダ ハーブソルトとレモンのドレッシング

・ジャーマンカモミ-ルティーと雑穀クッキー

カテゴリ:旬のメニュー
2016年2月 9日 20:13

ちょっとした気分転換を、暮らしのあちこちにまぜています。

時間はわずかでも、みちたりたいい気持ちです。

本を1~2ページ読む。 冬は川端康成。

ピアノ。 バッハが好きになりつつあります。

ぽかんとします。 一日のすべてが瞑想になればいいなあ。 

ちょっとはりきるのが家族のおやつ作り。

これはほんとうに好きなので、空き時間を工夫してこしらえます。

母の大好物、ほかほか蒸しパン。 ご近所の女の子がよろこぶドーナツ。

焼きたてのおもちとむきみかん。 パンのみみのかりんとう。

あつあつポップコーン。 前の晩のコロッケとキャベツのひとくちサンド。

食べてくれるひとがいればこそ。

2016年2月 9日 06:21

一期生のみなさんは、ゆっくり腕を上げています。

試食はまるで修道院の食事時間のよう。

来ているひとの中にヨガを教えている女性がいて、

次からは、朝はヨガ、昼は料理という感じになるようです。

うれしいです。

kitchen spoonの料理教室 二期生を募集します。

定員8名 

初日 4月3日日曜日 10:00~14:00

場所 kitchen spoon 参加費3500円

教室があるのは、土曜日か日曜日が多いです。

希望される方はぜひお問い合わせください。

カテゴリ:お知らせ
2016年2月 7日 21:28

小学校の図書コーナーでみつけました。

有島武郎。

古いその本を手にとったとたん

からだ中に甘いなつかしさがこみあげてきて、わたしは立ち尽くしました。

こんな大人がほんとうにいるのなら会いたいと、かなり本気で思っていた小学生のころ。

ふふふ。

本って、いいなあ。

2016年2月 5日 19:38

店に入ってくるなりそのひとは

ぱっとわたしにかけよってきて、ほがらかにこう言いました。

胃がんの手術が10日後に決まったんです。

あぁ。 そうでしたか。

たっぷり3秒くらいしずかに見つめあって、にっこり。

すこし話を聞いてからお昼をつくりました。

特別なことはなにもしません。

どうしてでしょうね。

その必要がないように思ったのです。

すっかり受け入れているひとだけがもつ、底が抜けたようなあかるさ。

2016年2月 4日 20:38

今年の冬もまた、かなこさんが山でお店をひらいてくれます。

出張BRIDGE

2月21日日曜日・22日月曜日

11:00~17:00 kitchen spoonにて

熱いコーヒーと甘いドーナツあります。

ふたりでほのぼのと

みなさまのお越しをお待ちしています。

カテゴリ:お知らせ
2016年2月 3日 20:20

あたまにきたから、どなってやった。

訪ねてきた友人はそう言って

今にも泣き出しそうな顔を両手でおおい、

ほそく息を吐きながら、ゆっくりとうつむきました。

今日は節分。

いいと思う。

おおきな声で、いやなものはいやだって言うくらい。

2016年2月 2日 21:38

久々に仕込みをしようと、野菜の調達に走りました。

ないものですね。

頬杖の中でちょっと途方に暮れたあと、ふいに笑いがこみあげて。

しかたありません。 

あたりまえです。

あんなに雪がふって、野も山もぐっすり眠っているのですから。

わずかな根菜と葉野菜。 豆、雑穀、乾物。

じゅうぶんある、という気になってきました。

なんとかこしらえましょう。

からだの中をあたたかい水がゆっくりみちていくような、ひとしなを。

カテゴリ:お店について
2016年2月 1日 10:13

2月3日からお店を開きます。

営業はいままで通りです。

床も窓も銀のスプーンも、気持ちよくぴかっとみがきます。

薪ストーブをたいて、あたたかいお席をご用意します。

あついお茶とかおりのいいコーヒー。

おなかの底からあたたまるようなおいしいものをこしらえて

みなさまのご来店をお待ちしております。

カテゴリ:お知らせ
2016年2月 1日 09:41

呼ばれたところに行く。ならいたいという人にあわせる。

そんな感じでしています。

山の野菜はいま、白くつめたい雪のした。

ドライハーブをふんだんにつかって、体を芯からあたためるものを。

・久万高原町1月のごちそうポトフ

 ひめっこ地鶏 だいこん 白かぶ にんじん たまねぎ

 白ねぎ じゃがいも キャベツ 4種類の豆

・真冬の里山グリーンサラダ

 水菜 せり レタス アイスプラント はつか大根 ブロッコリー 

・地粉と雑穀のフォカッチャ

 久万高原産小麦 全粒粉 とうきび粉 こきび ごま

・香草入り手作り調味料4種類

 ハーブソルト ハーブガーリックオイルとレモンのドレッシング

 ハーブバーニャカウダソース ハーブチーズペースト フランス風 

・ジャーマンカモミールティーとえごまの実クッキー

カテゴリ:旬のメニュー