キッチンスプーン

『2016年12月』のアーカイブス
2016年12月31日 18:31

12月31日の夜です。

山のおせちは、みなさまにお引き立ていただき、黒豆ひとつのこりませんでした。

木の床に、こぼれおちた南天の実。

いつもとおなじそうじをすませ、かぎをしめふりかえると

海のそこのように濃い藍色の空に、白い月とひかる星がひとつみえました。

さいごのさいごまで、なっとくのいく働きができたように思います。

こころもからだも満ち足りていて、疲れはありません。

ただ、手だけは、つやも潤いも張りもなく、枯れています。

いいじゃない。

いっちょまえの料理人みたいだ。

いい気分で、さあおふろ。

みなさま、よいお年をおむかえください。

2016年12月28日 06:48

年末らしい動きになってきました。

朝から晩まで、おせちの仕込みをしています。

こぶ巻き、黒豆、田作り、精進巻き。

いいお味に仕上がってきました。

紅白なます、きんとき、ゆうあん焼き、たたきごぼう。

今日からこしらえます。

おせちは年に一回しか作りませんから、心地いい緊張感があります。

山に来てから、友や子供たちといっしょにそれはにぎやかに作ってきました。 

今年は、しずかに、ふかく専念して作りたい気分だったので

やさしいひとたちからのお手伝いの申し出をひとつひとつおことわりして

ひとりで作っています。

伝統食を作るよろこびに、生き生きと、沈黙。

カテゴリ:旬のメニュー
2016年12月23日 16:43

冬のはじまりに読んだ本

・眠れる美女 川端康成 

 たちのぼる熟成香に酔った気分。

・逃げ道 フランソワーズ・サガン

 くすくす笑いのあとに、ばっさりと落ちる沈黙。

・三四郎 夏目漱石

 古典はいいなあ。 恋はいいなあ。

・アンソロジー おやつ PARCO出版

 あまいお菓子をつまみぐい。 

2016年12月21日 18:04

よく晴れた休日。

プレゼントを買いに山をおりました。

12月の百貨店はいいですね。

むすめは東京にあこがれるカントリーガール。

手づくりのものより都会的なものを好みます。

いっかいこっきりのクリスマスだと思って、からだごと彼女の気持ちになりきって

ひとつひとつえらびます。

うす水色にひかる細身のボールペン。

シルクのハンカチ。

ばらのかおりのハンドクリーム。

外国のいちごあめ。

ちいさい真珠のイヤリング。

わたしのちいさな淑女へ、1年間ありがとうのおくりもの。

2時間かかりましたが、これでいいのかどうかぜんぜんわかりません。

ああ。

どうぞまちがっていませんように。

2016年12月20日 16:27

森を愛する人たちのためのメニュー

・かぼちゃのクリームポタージュスープ

・山の恵みサラダをどっさり

・玉ねぎドレッシング・玄米グラノーラのレモンドレッシング

・黒妙うずの全粒粉で焼いたおひさまパン

・さといもとおなっぱ、豆乳ホワイトソースのグラタン

・由良野の森産 骨付きいのしし肉のラグー 

・かぶ、ポロネギ、まめ、ニンジンのバター煮とチーズマッシュポテト添え

・悦子さんの枝付きみかん

・焼きたてクッキーとkitchen spoon 12月コーヒー

おひとりさま 3000円

カテゴリ:旬のメニュー
2016年12月17日 08:03

白が見たかったんだ、最近。

そうですか。

ここは面河。

あたりいちめん、まっしろな雪です。

街の友がおくりものをもって、はるばると山の友をたずねていくのだけれど

雪のためにどちらも自力では動けないといいます。

でも、会いに行きたい。  

街の友の納得のいくところまで付き合うことにしました。

車はここまで。

ふかい雪道。 

息を切らし、歩いて歩いて、会いに行く。

2016年12月15日 17:29

冬菊の まとふはおのが ひかりのみ   水原秋櫻子

このように生きたいのです。

つよく、しずかに、ひとりきりで、みちている。

いっさいの装飾をおとそう。

2016年12月15日 06:18

12月15日は、ケータリングのため食堂はおやすみです。

山にある4つの幼稚園のこどもたちが、直瀬幼稚園にやって来ます。

みんなにお子さまランチをごちそうしたいとたのまれたので

おもてなしのお手伝いに行ってきます。

先生たちと一緒に、きのうの夜せっせと仕込みをしました。

たのしい会になりますように。

・4つの幼稚園の子供たちのための、特製お子さまランチ

  ミートボールのトマト煮込み

  あつあつポテトコロッケ

  野菜のつけあわせ

  はた付きチキンライス

  手作りスイートポテトとおいしいみかん

・・・おしらせ・・・

山のおせちはいかがですか。

昔ながらのおせち料理をお届けします。

くわしくは11月30日のブログをごらんください。

  

  

カテゴリ:ケータリング
2016年12月13日 18:08

一日かぎりの ビストロ・さじ 開店です。

クラッシクなジビエ料理をご所望の、山男3人のためのメニュウ

・じゃがいもとかぼちゃのポタージュスープ

・キッシュ・ロレーヌとグリーンサラダ・ア・ラ・メゾン

・焼きたて 田舎風パン

・久万高原町産 骨付きいのしし肉の赤ワイン煮 木こり風

・焼きりんごのケーキ

・kitchen spoon12月コーヒー

おひとりさま 3500円

カテゴリ:旬のメニュー
2016年12月10日 20:07

今日ご来店のお客さまは、3組。

なんと、みなさんそれぞれお誕生日のお祝いにお越しくださったのでした。

うれしい日です。

お祝いのケーキは、お客さまのお顔を見てから作ります。

おむかえしたときにはまだ、たまごと砂糖と粉。

一心に作りはじめます。

たまご色のスポンジがふっくら上手に焼けたら

まっしろなクリームをふんわり泡立てます。

由良野の森のやぎミルクジャムをたらり。

ヤーコンの生と蜜煮をあられにきざんでちらし

こうばしい玄米グラノーラをぱらり。

・・・おしらせ・・・

kitchen spoon特製、昔ながらのおせちをお届けします。

くわしくは11月30日のブログをごらんください。

カテゴリ:旬のメニュー
2016年12月10日 19:47

いつも kitchen spoon をご利用いただきましてありがとうございます。

冬の営業についておしらせします。

12月15日木曜日はケータリングのためおやすみです。

山の幼稚園にお子さまランチを届けます。

ほかほかおいしいお昼を作ります。

年末の営業は12月25日土曜日までを予定していますが

ご来店を希望される方は、お問い合わせください。

山が恋しくなったらどうぞ訪ねてきてください。

カテゴリ:お知らせ
2016年12月 7日 15:15

よくわからないものは、もう作りたくないなあと思います。

なんだろうこれはという色のスープとか。

見たことも食べたこともないパンとか。

なじみのまったくない味付けとか。

日々、その日のやさいと追っかけっこのキッチンなので

おなじものを作るのはとても無理です。

ですが

見た目じゃない、味です。

とつよく言いきるようなひとさらには、ならないようにしたい。

せめて、いつかどこかで見たり食べたりしたことのある感じが

とおくのほうでするように。

カテゴリ:お店について
2016年12月 6日 16:17

冬になると、毎年しし肉の調理の相談があります。

今は里山で野菜料理の店をしていますが

じつはわたし、野山のけもの、だいたいさばけます。

血抜きさえすんでいれば、羽根つき毛付きで大丈夫。

できればもうあんまりやりたくないけれど、たのまれればことわりません。

あたりまえですね。

フレンチ出身ですから。

無我夢中でおぼえたことは、そうかんたんには忘れないもの。

今日友人から託されたのは、若いしし肉。

よろこんでもらえそうな保存食にこしらえて、お返しするつもり。

・・・おしらせ・・・

おせちのご注文をうけたまわります。

くわしくは11月30日のブログをごらんください。

2016年12月 4日 17:41

ご一緒できるみなさん、おいしいものをどっさり作りましょう。

ご一緒できないみなさん、またの機会にぜひ。

・12月11日日曜日 9:30~13:30 2期生 参加費3500円

   午後に参加したい会があるため、はじまりを30分はやめます。

   あとおひとり参加いただけます。ご希望の方はお問い合わせください。

   ・冬の食べ方について

   ・あなたをぽかぽかにする、暮らしのヒント集

   ・直瀬パン開店 

    地粉の田舎風パン・里山ピッツア・おままごとパン

   ・手作りロールケーキとおいしいコーヒー

・12月25日日曜日 10:00~14:00 1期生 参加費3500円

   あとおひとりご参加いただけます。ご希望の方はお問い合わせください。

   ・さあ冬です。 梅湯を一杯いかが。

   ・kitchen spoon のスープのひみつ 

   ・直瀬産 地鶏のごちそうローストチキン

   ・雪の結晶のオーナメント・クッキー

   ・座学 伝統食、おせちについて

   ・

カテゴリ:お知らせ
2016年12月 2日 19:19

・・・おしらせ・・・

おせちのご注文をうけたまわります。 くわしくはひとつ前の記事をごらんください。

わたしの休日のすごし方は、はしっことはしっこに分かれます。

やすむ日と動く日。

やすむ日は、しずかな部屋にこもります。

朝いちばんに気持ちよくそうじをした奥の間で、やわらかい毛布にくるまり、

読書 うたたね おにぎり おふろ  このくりかえし。

電話、でません。 メール、かえしません。 来客、ごあいさつていど。

ゆるしてください。

動く日は、気の向くままに動きます。

朝ごはんの終わった台所で、家族の夕食用の具だくさんなスープのしたく。

そうじ、せんたくを気のすむまでします。

スコーンとパン生地をこね、ふんわりふくらむまで朝日のなかで草刈りと糸つむぎ。

オーブンをあたためているあいだに、はたおりをします。 ピアノも1時間。

焼きあがったパンでサンドイッチをこしらえます。 

これはお土産。

ポットに熱いコーヒー、ボトルに山の水を入れてドライブへ。

あかるい枯れ野原のなかにある美術館を訪ね、学芸員の友とこころゆくまでおしゃべり。

地元のひとが作るおいしいおいしいお巻きずしで腹ごしらえをしたら

サンドイッチを食べてほしいひとを思いうかべながら、街の友を訪ねます。