キッチンスプーン

『2017年1月』のアーカイブス
2017年1月28日 12:23

しばらく使っていなかった自宅の離れ。

あけはなした窓辺にいすを引きよせ、すわります。

ここには、長年祖母が暮らしていたのですが、今はしずかです。

日当たりがすこぶるよく、風もきもちよくとおり

東と南にある窓からの山のながめは、家じゅうでたぶんここがいちばんでしょう。

好きに使っていいと言われたので、大掃除をしました。

家具はあるものをぜんぶ、いったん縁側に出します。

たたみとカーテンをあたらしくして、ふるい照明もごくシンプルなものにつけかえました。

お手洗いと洗面所は、つめたい水とはっか油と塩で、きれいに磨きます。

できるかぎりあたらしくものは買わないことにして

家じゅうから、お役御免になっている、まだ使えそうなものを見つけ出してきました。

うすいグレーのラグはまんなかがやぶれているので、あかるいカフェオレ色のラグをかさねて敷き

昔から家にある、栗色のローテーブルをはこびこみます。

窓辺にいすふたつ。 キャンプ用のちいさなサイドテーブルひとつ。

ときどき手をとめて、空間を全身でよく感じます。

まっしろな壁に、濱田亨さんの色彩の洪水のようなおおきな絵をかけると

部屋の空気がいっきにかわりました。

東の窓につるした、ハワイの友人手作りのサンキャッチャーが

朝日のなかでゆらり、ふわり。

今夜はここに、寝袋とランタンを持ち込んで、窓のそとの星を見ながら寝てみようと思います。

2017年1月26日 08:28

月に一度のおたのしみ、英語でばんごはん。

1月は山で暮らすリチャードのおたんじょうびのお祝いです。

出身は、アメリカ南部テキサス。

リチャード、なにが食べたい?

えー。なんでもいいよー。

よかないよー。

雪の夜。

彼の生まれ故郷の家庭料理を作ろうということに。

さあ、うでまくり。

作ったことがある人はひとりもいませんでしたから、たよりは一冊の本だけ。

わわわー。えっと、ね、ここここれでほんとにいいの。  ひー。わかんない。

リチャードちょっときて、これでいいの。 うーんとね、たぶん、はい。

おっかなびっくり、おとなもこどもも、けっこう必死。

サーモン・コロッケ  コールスロー  マカロニチーズ 

南部風デビルドエッグ チキン&ダンプリング

コーンブレッド

上々の出来。いい夜でした。

2017年1月25日 09:52

1月はたくさん読みました。

てあたりしだいに。

どれもこれも、いい噛みごたえ。

或る女 有島武郎   

山の音 川端康成 

富士 武田泰淳  

高野聖 泉鏡花

ヴィヨンの妻 太宰治  

それから 夏目漱石

日本児童文学名作集 下 桑原三郎・千葉俊二編

雪だるまの雪子ちゃん 江國香織

世界のおばあちゃん料理 ガブリエーレ・ガリンベルティ

風味絶佳 山田詠美

2017年1月25日 08:56

ご一緒できるみなさん、たのしみですね。

参加したことのないみなさん、この機会にぜひどうぞ。

2月5日日曜日 2期生 10:00~14:00 参加費3500円

あと4人、ご参加いただけます。希望される方はご連絡ください。

・真冬の食べかた

・ものがたり食堂 開店

 本のなかの食べものを作ってみましょう

  「食堂かたつむり」小川糸

   願いごとが叶うスープ・・野菜のポタージュスープ

  「ぐりとぐら」中川李枝子

   おなべで作るきいろいカステラ・・コーンブレッド

  「ショコラ」ジョアン・ハリス

   アルマンドのチョコレートパーティー・・チョコレート菓子5種

2月12日日曜日 10:00~14:00 1期生 参加費3500円

・真冬の食べ方

・2月の食べものにちなんだ俳句

・神戸のフレンチの名店 ペルージュのランチはこんなふうでした

・そば粉のチーズガレットを山の恵みサラダといっしょに

・手作りチョコレート菓子とおいしいコーヒー

カテゴリ:お知らせ
2017年1月25日 08:45

直瀬は白い雪です。

山のみなさま、海のみなさま、街のみなさま。

お変わりありませんか。

おかげさまで、とてもいい冬ごもりができました。

さむくてうれしい1月も、そろそろおしまい。

kitchen spoonのオープンは2月1日水曜日からです。

カテゴリ:お知らせ
2017年1月 4日 09:34

今日から一月いっぱい、kitchen spoon は冬休みをちょうだいします。

なにをするともどこに行くとも決めていませんが

できれば、店ではないほかのどこかで、

だれかのために料理がしたいです。

それではみなさま、いい冬をおすごしください。

またお会いする日まで。 

ごきげんよう。   

カテゴリ:お知らせ
2017年1月 1日 17:09

わたしは見知らぬ町にきています。

やわらかいひかりのなかで、大工さんが小屋をたてているのを見あげています。

わたしの小屋らしく、まもなく棟上げのようです。

山をおりてこの町で暮らす気になったらしく、むすめもいっしょです。

小屋は3畳ひと間くらいでしょうか。

簡素であかるく、気持ちがせいせいする木の小屋です。

なにか

床下が。

あ。

わたしは息をのみ、目をみはり、ゆっくり床にひざをつきました。

金色のつやつやの芋きんときが、床下いっぱいにぬってあるのです。

みっしりと。

ここでめがさめました。

ふふふ。

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。