キッチンスプーン

『2017年12月』のアーカイブス
2017年12月17日 18:02

直瀬はこの冬3回目の雪でした。
山はぐうぐう眠っています。
静寂に身をひたし、静寂に耳をすます、冬。
わたしの家族はみんなお風呂が大好きです。
入浴剤は身近にあるもので。
木綿のちいさいふくろに、いろいろなものを詰めていきます。
毎日精米するときに出る米ぬか。
いただきもののゆずの実。
かりかりに天日干しした大根葉。
塩と酒。
今日は、乳白色のとろんとしたお湯になりました。
まあ
どれかは効いてるはず。


2017年12月15日 17:55

冬菊の まとふはおのが ひかりのみ 水原秋櫻子
頼っていいんだよ。
さあ。
両手をひろげてほほえむひとを前にすると、いつもふたつのことを思います。
まず
このひとにはもうけして甘えられない、ということ。
そして
この一瞬の真実を抱きしめて生きていこう、ということ。
だれかの胸のなかに、わたしの居場所があるとは
どうしても思えないのです。
何も聞こえなかった顔で、立ち去ってしまう。
いつも。

2017年12月11日 16:18

ある日。
友が杖をついてやってきました。
あ。
やあ、もうね。
次に会ったとき。
んー。
これは。と思いました。
その翌日。
呉の整体師、木村さんが松山に来ていると知り、連れて行きました。
約1時間半。
みるみるうちに動きはじめるからだ。
よろこびにあふれる友の目が、つよくひかりはじめた瞬間。
胸に迫るものがありました。


2017年12月 7日 08:16

料理のつぎに好きなのがそうじです。
とくに、なにかを磨くのが好きです。
晴れた冬の日。
店は薪ストーブであたたかです。
窓ガラスを、かたくしぼったふきんで磨きます。
木の床を、はっか油をしみこませたぞうきんで磨きます。
木のつくえを、手のひらをつかってオイルで磨きます。
革のいすを、かわいた布にぬったクリームで磨きます。
からだがぽかぽかしてきます。
薪をすこし割ってから、斧を布で磨いて、おしまい。
ああいい気分。
最後に、真っ黒になった手を石けんでごしごしごし。


2017年12月 6日 12:30

食べることへの意識ががらりと変わりました。
でもまあ、あいかわらず食いしんぼうです。
が。
量が減りました。
同じく、睡眠も。
なんだなんだどうしたんだ。
羽でも生えたかのように、生理的な欲求から一気に自由になりつつあります。
きっかけは、ヨガ。
続けることで、自分のからだに興味がわいてきました。
ようやく。
変化をたのしむ、冬。

2017年12月 5日 18:00

かつて海でご一緒したヨットマンが、はるばる山に来てくれました。
お目にかかるのは5年ぶりです。
ということは。
5年ヨットに乗れてない。
大学時代からずっとヨットに乗っているそのひとは、
明日もレースです。と、ひかえめながらじつにうれしそう。
いいなあ。
ふふふ。
おおきなヨットの船上パーティーに料理係で呼んでもらっていた頃。
わたしはコックではなく、彼のようなクルーになりたくてなりたくて
もう、たまりませんでした。
海に向かって叫び出しそうなくらい。
なぜでしょうね。
魂の奥ふかくに、船乗りだった頃の記憶でもあるのでしょう。
人間が作ったもののなかで、ヨットが一番好きです。
そんなわけで。
来年の春からヨットの手ほどきを受けることになりました。

2017年12月 4日 08:56

友人たちが遊びに来てくれました。
神戸の布引ハーブ園にいたころの仕事仲間のみなさんです。
14年ぶり、というひとも。
なんにもかわらないです。
とにかく居心地がいい。
みなさん年上ということもあってか、
つい甘えてしまいそうになるこの安心な感じ。
夜は山の友人たちも集まり、持ち寄りでごちそうを食べました。
朝は山や里を歩きました。
好きなひとたちがいる街、神戸。
別れ際、友が急に泣き出しました。
ばら色ほっぺをつたう、とうめいな涙。
なんとか笑ってほしくて、動きはじめたバスに笑顔で手を振りながら
今すぐとなりに乗り込んで、このまま神戸に帰ってみたいような気もしました。

カテゴリ:お店について
2017年12月 2日 20:32

夕食後。
ちいさなあかりをつけ、毛布にくるまり寝室で読書をしていたら
むすめがそーっとやってきました。
ん。
はいどうぞ。
ん?
熱いミルクティーと、クッキーと、チョコレート。
ふふ。
人生ってすばらしい。

2017年12月 1日 14:55

友人たちと、木を見に行きました。
場所は面河の大成。
山のてっぺんちかくの集落に、樹齢1000年の大桂があるというのです。
行く先々で道をたずねながら、
ひろくて深い久万高原町のみどりの山奥をすすみます。
あれだ。
声がかすれました。
まぎれもない存在感。
枝が枯れようが折れようが、うつくしいものはうつくしい。
そばには、遊歩道や水飲み場やお地蔵さまや水路がありましたが
それら人間が作ったものはすべて、くずれたり苔におおわれたりして
山にのまれつつありました。


2017年12月 1日 06:17

どなたでもご参加いただけます。
いつも来てくれるあなたも、まだ見ぬあなたも。
ぜひお気軽にお問い合わせください。
・12月17日日曜日 16時~20時 参加費3500円
・12月23日土曜日 11時~14時 参加費3500円
教室の内容は2回ともおなじです。
・からだをいたわる冬の食べ方
・新年を迎えるしたく
・昔ながらの手作りおせち5品
・おいしいお煮しめ
・お家でちょこっとおもちつき
今からたのしみ。

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